No.182 花粉症対策に関して
2015年6月9日
今年も6月に入りやっと花粉症での苦しい日々も緩和され初めてきたのではないでしょうか?
花粉症で困っている人にとっては、アレルギーの程度、花粉の種類によって苦しさが違っていると思います。
通常であれば、2~4月頃は、杉の花粉、3~5月頃は、檜の花粉、秋にはブタクサの花粉という感じで1年の半分以上を花粉で苦しむ人もいると思います。
花粉の時期は色々な薬を処方してもらう事によりある程度症状は緩和されます
上記は、病院で処方してくれる花粉対策の薬の一例です。左から
アレグラ:朝、晩1錠づつ服用
オノン:朝あるいは、晩1錠服用(1回の服用で1日持つのですが、)
アレグラを使用するか?オノンにするかはお医者さんと相談して下さい
ナゾネックス:鼻孔に噴霧
インタール:結膜炎用の目薬
ここで、少し花粉症対策の一助になるお話をしたいと思います。
花粉症の症状は、鼻水、咳、くしゃみ、目の痛み、微熱など風邪に似た症状で風邪を引いているのか花粉のせいなのか?良くわからない状態だと思います。当然症状は個人差により軽度の人もいれば重度の人もいます。
現在、効果的な治療として知られている治療方法で減感作療法がある事は知っていますか?
【減感作療法の概要】
減感作療法は、杉のエキスを上腕に皮下注射する事により、杉花粉に対しての抵抗力をつける事ができ、これにより症状を改善させるものです。
減感作療法は、治療開始から1~3ヶ月は、毎週皮下注射を打ちますが、その後2週間に1回となり、その後1ヶ月に1回で程度と回数は減っていきます。患者の抗体のできかたによって違いはあります
皮下注射は保険適用により約600円/1回程度なので、負担も少なくてすみます。
一般的に減感作療法の効果が効き始めるのは、約4ヶ月後なので、6~8月頃から開始するのが効果的です。
檜のエキスは無いので、杉のエキスである程度は緩和される事を期待します。
MSTの近くでは、日本医科大学 武蔵小杉病院 の耳鼻咽喉科で受診できます。
初診は平日に受診する必要があるのですが、2回目以降は土曜日のam(8:00~11:30受付)に受診(皮下注射)する事ができるので会社に勤めている人にはとても助かります。
武蔵小杉駅周辺では、もう1~2件程度あるみたいですのでインターネットで探してみるのもいいですね
日本医科大学 武蔵小杉病院
URL:http://kosugi-h.nms.ac.jp/
TEL:044-733-5181