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ミッドスカイコラム

No.37 ミッドスカイタワー オリンピックで優勝?!

2014年2月21日

ソチオリンピックで日本選手団の活躍に興奮の毎日です。連日の睡眠不足でお疲れではないですか?

ロシアのソチから6000kmほど南東のインドムンベイでも、4年に1度のコンテストが開催されました。「2014年国際コンクリート工学連盟(fib)」のコングレスです。

この会合で、パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーに使用した超高強度コンクリートを開発、施工した竹中工務店が2014年の最優秀作品賞を受賞しました。

http://www.takenaka.co.jp/news/2014/02/01/index.html

Fib(国際コンクリート工学連盟/fédération internationale du béton)は、コンクリート及びコンクリート構造の学術団体として世界で最も権威のある団体であり、4年に一度開催されるfib国際会議の時期に合わせて賞の選考を行っているそうです。

上記発表によれば、「パークシティ武蔵小杉 」は、国内で初めて設計基準強度Fc150 N/mm2の超高性能コンクリート(APCコンクリート®)を採用し、制震装置と組み合わせる事で、建設当時国内最高階数となる59階建ての超高層鉄筋コンクリート造集合住宅を実現。また、躯体のプレキャスト化を積極的に取り入れ、さまざまな工夫によって生産性の向上と安定した躯体品質の確保を果たしています。新材料・技術の採用にあたっては、構造実験、施工実験による検証を確実に実施したうえで実施工にあたっており、この様な点が評価され受賞に至ったとのことです。まさにコンクリート学会のオリンピックですね。

コンクール受賞内容(英文)

http://www.competitionline.com/en/projects/53443/from/post/79399

img02

当マンションに使用された超高強度コンクリートが、国際的にも評価された結果となりました。

150Nコンクリートというのは、指先サイズ(約1平方センチメートル)のコンクリートに1.5トンもの力をかけても壊れない強度で、施工当時、日本初の最強のコンクリートでした。これにより東日本最高層のマンションでありながら、各専有部は大スパンの、贅沢で非常に広い空間を確保しています。現在では200N、300Nという途方もないコンクリートも出てきていますが、80Fを超えるようなマンションが出てこない限りは、オーバースペックといえるでしょう。

通常60Nを超えるコンクリートは高強度コンクリートといわれ、寿命は半永久的とされています。武蔵小杉駅前のシンボルタワーとして長く愛されるマンションに住んでいることは、住民の誇りでもあります。

ソチオリンピックも後半戦に突入、ガンバレ!ニッポン!!