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ミッドスカイコラム

No.125 ミッドスカイタワーの中枢に潜入(非常用発電機編 II)

2014年12月9日

前回は、非常用エレベーターが使用不能な場合や、地下2階の駐車場にタンクローリーが入り込めない場合の給油演習の模様をお伝えしました。
これでは発電機室へ200リットルの軽油が入ったドラム缶を運ばなければならず、演習では大人2人が必要なことがわかりました。

さて今回は災害時の非常用発電機への給油演習第2弾、地下2階駐車場に駐車したタンクローリーからの給油演習の検証です。

地下2階までタンクローリーが入れる場合、発電機室までの距離が短くなるため、直接発電機の燃料タンクに軽油を入れることが可能になり、かなり効率的になります。

地下2階駐車場へタンクローリーを誘導しています。

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タンクローリーを屋内に寄せます。

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地下2階の住居入口の前にタンクローリーを駐車します。

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地下2階の住居入口手前までホースを引き込み、そこから地下3階にホースを下します。

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地下発電機までの最短ルートを模索してホースを誘導します。

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地下室に達したホースを発電機のタンクまで伸ばしてゆきます。

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燃料タンクまでホースが届き、タンクローリーから直接ホースを使って給油することが可能であることが確認できました。
今回はタンク蓋は開けずに一旦ドラム缶に給油しました。
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ドラム缶からのタンクまでの移動は手動ポンプでの作業となりますが、数人で手分けするとすぐに満タンになります。

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今回のタンクトーローリー給油訓練で、次のことがわかりました。
1)屋内駐車場に入れなくても、敷地内の地上駐車場に車寄せすれば給油できること。
2)屋内駐車場に駐車すると、タンクローリーから発電機に直接給油ができること。
3)満タンのドラム缶運搬は、数人で協力すれば、素人でも十分可能なこと。
タワーマンションの防災は非常電力の確保が最重要です。停電が続いても、軽油タンクローリーを手配することで、電力確保にめどがつくことが確認でできました。
ミッドスカイタワーでは、これからもいろいろな事態を想定した訓練を続けてゆくこととなります。