No.156 第二回MST防災デー ステアレース編
2015年3月17日
今回のMST防災デーの目玉は、日本警察消防スポーツ連盟と共催する形で、当マンションの敷地、建物階段、屋上をステアレースの会場とさせていただいたことにあります。
本イベントは、当マンションの防災委員会を中心に1年前から、検討と準備が重ねられてきました。
住民からもボランティアを募るなどして、ひとりでも多くの住民が関与できるよう準備しました。
レース前日
最終の打合せを実施し、資機材のセットなど準備も整いました。
いよいよ大会当日
全国から集結した現役消防士など約150名が、本番さながらの消火器材を背負って、999段、高さ200メートルの階段を駆け上ります。
一人ずつ分かれてスタートします
高度60メートル付近。まだまだ元気です。
高度150m 過ぎ。このあたりから急速に疲労がたまります。ファイトファイト!
下の動画は、優勝した静岡消防局の望月将悟(37歳)選手のもよう。
この高さにきてもいまだ「駆け」登っています。
59階ゴール
かなり疲労している方もいますが、
顔に余裕が残っている選手もいました。
実際の救助消火活動では、駆け上がった後に本格的な仕事があるので、
十分な体力を残しておかなかればならないとのことです。
ゴールした選手は、高さ205メートルの眺望を誇るスカイテラスに集合です。
最速で上がり切ったのは、静岡市消防局 望月将悟(37歳)さんで 7分37秒
驚くべきスタミナです。
本大会は参加者156名でした。
うち、男子151名(消防官127名、消防団24名)は、女子は 5名(消防官 3名、消防団1名、その他1名)という構成です。
高度200メートルはこれまでの大会でも最も高いとのことで、上がり終わった選手たちは最も過酷だったと異口同音に語っていました。
タイムレースですので、速い遅いはありますが、完走するだけでも、すごいといわざるを得ません。
この日も出場選手全員が無事完走しました。
私たち超高層マンションは、万一の災害においては、こうした消防士さんの援助を仰がなければなりません。
本日のステアレースは、こうした「万一」に備えての日常の鍛錬を競うものです。
日々訓練をされている消防関係者への感謝の念を込めて、筆をおきます。