No 608 等々力競技場の球技専用スタジアム化について
2024年9月26日
川崎フロンターレのホームスタジアムである等々力陸上競技場を球技(=サッカー)専用スタジアムにする計画が動き出しています。
等々力陸上競技場の収容人数は現在27,000人(立見席含む)ですが、チケットが入手困難となる試合も多く、
かねてより収容人数の拡大が求められていました。
そこで等々力緑地の再編整備事業の一環として、等々力陸上競技場を球技専用スタジアムに改修し、
収容人数が35,000人へと拡大することが決定しました。
この再編整備は民間資金の活用による事業として実施されるもので、川崎市は昨年3月31日に「川崎とどろきパーク株式会社」と
事業契約を締結したとのこと。
この会社は東急、富士通、丸紅、オリックス、川崎フロンターレなどの出資により設立された会社で、
等々力緑地の再整備と施設運営を行います。
新スタジアムは2026年度前後に整備着工し、2029年度末の工事完成を目指すとのことです。
※球技専用スタジアムプラン(川崎市HPより)
https://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000166/166010/1-4_iinnkaisetumeisiryou.pdf
新しいスタジアムは観客と競技者の一体感を創出する設計とし、これにより臨場感溢れる観戦環境や価値を生み出すとしています。
基本的にピッチの位置はそのままに、メインスタンドは既存のものを残しつつ最前列前方に「ゼロタッチ席」を新設して
ピッチとの距離を縮めます。
一方バックスタンドとサイドスタンドは全面的に作り替え、現在の陸上競技のトラックを無くしてスタンドをピッチに近づけます。
また収容人数を大幅に増やした結果、上層スタンドの上部はメインスタンドよりも高くなるようです。
これにより新スタジアムでは快適な観戦が期待できそうで、とても楽しみです。
1)現在のメインスタンドの前部分
計画案では、既存メインスタンド(右側)最前列前方のスペースに「ゼロタッチ席」が新設される。
また陸上トラックを無くし、サイドスタンド(奥側・ゴール裏)やバックスタンドはピッチに近づけて建て替えられます。
2)現在のサイドスタンド(ゴール裏)
現状はゴール裏に大きなスペースがあります。ピッチに近づいてスタンドが新設されれば、ゴール裏での応援が一層盛り上がるでしょう。
3)スタジアムに選手を迎えるフロンターレサポーター(本文とは関係ありません)