No 345 コミュニティによる「減災」
2018年8月31日
先日、縁あって7月の西日本豪雨災害の被災地でボランティア活動をする機会がありました。広島市の似島(にのしま)というところで、広島港からフェリーに乗り30分ほどで到着します。普段は温暖で穏やかな場所ですが、今回の豪雨により集落に土砂が流れ込んでしまいました。
西日本豪雨災害の報道では、コミュニティによる「減災」という言葉をよく聞きました。隣近所が声を掛け合って避難をするとかいったことです。顔見知りだからこそできる、最後の砦かもしれません。災害にあうとき、マンションの中にいるとは限りません。武蔵小杉駅で被災したとき、知り合いの顔が見えたらどれくらい安心するだろう。そういえば、ミッドスカイタワーの住民交流イベントはそんなことにも役立つのかなとか、おじいさんの一人暮らしのおうちの土砂を掻き出しながら思った今日この頃です。
なお、似島のボランティアセンターは災害後1か月半が経過した現在も、毎日100人規模のボランティアを募集しています。