No.428 MST強靭化事業 第二弾
2020年8月3日
水害対策としての強靭化事業の第二弾です。
前回は、敷地に冠水した水の地下流入を遮断する装置を紹介しました。
今回は、外からの流水経路の最大ルートの駐車場入り口での止水板の設置です。
止水板は通常は分解保管し、災害前に現地組み立てを必要とします。
そこで、施工業者さんの協力を得て、設置訓練をしました。
下が完成形です。
昨年秋の台風19号は多摩川からの下水道への逆流という前代未聞の事象で、武蔵小杉の市街地の道路が冠水しました。
他方、川崎市は最近、下水道から多摩川への流出口の開閉設備(排水樋管ゲート)を抜本的に改善しました。
そのため今後は河川からの下水道逆流災害のリスクが大幅に下がることが期待できます。
川崎市の新規設備の公開訓練の模様はこちらからどうぞ。
とはいえ、防災に「たれでば」は禁物。今後は多摩川から溢水や堤防決壊といった「想定外災害」も「想定」してゆく必要はあります。
MST強靭化事業はまだまだ続きます。次回をお楽しみに。